蓄熱体のヒーターで冬を過ごしたことによって、いや、正確に言うと、薪ストーブと2台で過ごしたことによって、凄く実感したのが、
「家の性能がある程度ないと、暖房のことは語れない」
って、、、身も蓋もないこと(笑)
俺が今まで見てきたメイソンリヒーターは、そんなに断熱気密の性能でいえばいいところではなくって、イメージでいうと、大きな蓄熱体を持ったヒーターは高性能住宅に合わない、って思ってたし、どっちかっていうとそう言ってきた(笑)!
でも、逆だね。
空間全部が柔らかい輻射で満たされる感じは、高性能住宅のほうが高性能な分よりその特徴が出る、って感じ(まあ、ウチは10年前位の建物で物凄いイイわけでもないが)。
それぞれの特徴が生かせるための、、住宅の高性能化なんだよ。
でも例えばドイツみたいに、人の体温だけで部屋の温度が維持できる、とかね、
そういうのが幸せか、というと全くそういうことではない。ドイツ人は、そういう"感覚"が幸せなんだと思う。これだけエネルギーを合理的にクレバーにやってるぜ!!気持ちイイ!!みたいなね。ドイツ人に聞いたわけではないけど(笑) 俺は日本はドイツ化しなくてイイと思う、そもそも、日本ってマレーシア人がマレーシアより暑いっていう国だから(これはマレーシアの友達から聞いた)目指す方向が違う気がする。
じゃあ、断熱気密が良くない家に(良くない家が悪いってことじゃない)何が向いてるのか、っていうと、何が合ってるとか悪いとかじゃない、ただ、パワープレイだってこと。デカイ薪ストーブを焚いて朝までデカイ薪を焚いたらいいし、朝熾火を掘り起こして着火すればいい。北海道の最近の家ではそんなことはもうしない。夏は東京みたいにエアコンを各部屋につけてガンガン冷やせばいい。パワーが必要なとこにはパワーで対抗するしかない。それは相性とか特徴の問題ではないってことさ。いろいろな暖房のパラメータがあるなかで、"パワー"という要素からの特徴でしかない。
ようは、「向かない暖房なんてない」ってこった。その特徴が出るだけ。
これに今冬はっきりわかった。
日本のこの現状ってそのことを考えると合点がいくね。
今日は一人つぶやき一人納得だな、笑わせなくてごめんよ(笑)