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2015.02.27 Friday

春の色気

つらっとこいてる
って方言のニュアンスわかるかな?
わかる訳ねえよな(笑)

つらっとこいてる は、、標準語に直すの難しい(完全には無理だわ)、、"知らんぷりしてる"、に近いかな(笑)?

ま、完全にわかりたかったら函館に移住して3年住んでくれ(笑)


木々が秋に葉っぱを落として雪が積もると、山は、白と、青味ががった黒のモノトーンになる。木々もよほど寒いのか、躍動してる生命感をモノトーンの中に隠してしまう。楢の木も、センノキも、栗も、ちょっと前の季節ははっきりそれぞれが主張してたのに、冬はその個性まで凍らせてしまう。

雪と木のシルエットだけで、

木々は冬のあいだは、ほんと、つらっとこている。

つらっとこいてんだよ。

それが今時期、おのおのが色気をもつ。

まだ寒いのに。

赤川倉庫の前に生えているオニグルミは、枝の先端がほのかに黄色い。

カエデはうっすらと赤い。

これって真冬に無い。

つらっとこいてるくせに、春が来るのをわかってて準備してやがる。

すげーな、って毎年思うよ。

こんなのカメラにも当然写らない範囲なのでいつも通り果敢に稚拙な絵をかいてあげる(笑)



北海道の春は猛スピードの秋と違い、物凄いゆっくり。木々の枝先が色気を出す瞬間もこうやって楽しめる。

こうやって日々、色は濃さを増し、春って春が来るころには、つらっとこいてない。

わかるかなぁ(笑)

2015.02.26 Thursday

根ざすストーブ

道新 内山記者渾身の好連載、「まちの灯 函館 蛾眉野町」が毎回すばらしい。

↓クリックして大きくして読んでね


この取材地ってホント、山間(やまあい)のなかにある集落で、記事に俺のコメントも載っているんだけど、その取材ん時、内山記者のこの言葉にしびれた。

「こういう田舎の集落ってちょっと、"孤立"してると思ったら、全然勘違い、"自立"してるんですよ」

今でも書いててしびれる(笑)

それぞれが薪自分で作ってて、食いもん作ってて。倉庫や納屋は保存食でいっぱい。春の山菜も保存食にして一年中食べる。記事にもあるように一カ月ライフラインと道路が寸断されても、ここの人らはあわてふためることなく、たんたんといつものように笑って生活するだろう。

それって凄い能力じゃない?

できないよ。

都会に比べて"無い"ことで語られることが多い田舎。

俺にとっては都会のあまりの"無さ"のほうが、げんなりする。

こういうとこにはもちろんオーガニックなんて言葉はねえ(笑)

笑われるだけ(笑)

でも都会の一流店のオーガニックのあんたらなんていうもんよりはるかに美味いものフツーに食ってる。

流れてる川には、イワナやニジマスがうようよいて(全面禁漁の川だけど 笑)、俺ナンカ川の水そのまま飲んでまう。都会のドブ臭い水で風呂入ってるのと訳が違う。挙げだしたらキリがない、ああ豊かだ田舎(笑) 都会にはなんもねえ(東京には5年位住んでたんだけど 笑)


そういう、生活に根差した、使われ方してる薪ストーブ見ると、

さりげなくて ホントかっこいいな。

地球に迷惑かけずに生きていけるこの方々もホントにかっこいい。

ホントのストーブマン達だ。

2015.02.24 Tuesday

モヤモヤドブレ

出荷順に並んでる760 700 525。

好きなヤツばかりだな(笑)



ドブレウィークだね。

ドブレ、、充実してる感じが商品から出てるね。

っていうか、この品番って天板の幅だって知ってた?

760CBは780mm、640CBは650mm、525CBは525mm、700SLは705mm なんでやねん!

なまらモヤモヤするな(笑)

なまらモヤモヤするから。

でも解決できないこのモヤモヤ。

あなたにも分けてあげるよ。

2015.02.22 Sunday

平衡含水率

前にも平衡含水率について書いたことがあった気がしたけど、ま、いいか。

ようは、
木材の水分は、細胞壁内にある結合水と、細胞内腔にある自由水に分かれます。
伐採した木を乾燥させると、まず自由水が蒸発して消失した後、結合水の蒸発が起こります。自由水が消失した時の木材の含水率は約30%です。 そしてさらに乾燥を続け、一定の温度、湿度の条件の中に長時間放置すると最終的に安定する含水率を平衡含水率といいます。この状態において、空気が乾燥すると水分を放出し、湿ってくると吸収するという、天然のエアコンとも言うべき木材の優れた調湿機能を発揮するに至ります。




どんなに乾燥させても含水率ゼロになるわけではないのね。自然界の水分(湿度)と平衡したところでそれ以上乾燥しない。
そこまでいくと、夏の湿度がある時には薪の含水率も上がり、冬にまた下がる。
ま、いくら乾燥しても、自然界とバランスするまで、が限度、さ。

ぼやーっと考えをめぐらしている時、「自然界とバランスするまで」とアタマの中で聞こえた瞬間、ちょっと心臓がキュッとした。

水分において"自然界とバランスする時"、、。それって

「死」のことだ。

俺も、樹も、木も、薪も、キャベツもジャガイモも、アリンコもトンボも、豚も馬も、ねこも犬も、イカもマスも、あなたも、、
全部、平衡含水率にならないように、命の水分を保って生きている。


平衡含水率って、そういうことなんだと思ったら書かずにはいられなかった。

自然はそういう"乾かす"力を持っている。俺達いのちはそうならないように頑張っている。


薪からそんなことに考えをめぐらせるのも、おもしろいね。


木の命をいただいてあったけえんだな。。。。


そんな俺らも薪みたいに、 いつの日か平衡含水率まで水分を無くす日がくるんだろう。

2015.02.20 Friday

次のボグス

12〜13、13〜14、14〜15と3シーズンにわたって俺の24.5の足を温め続けてくれたボグスを取り換えることにした。
 

普通の防寒長靴だったらワンシーズンに2足3足ダメにしてきたことを考えると、ボグスの丈夫さ加減はハンパない。
 
取り換えると言っても、多分倉庫用とか、何とか用、としてまた穿くだろうけど(まだ全然はけるんだもの)
ネオプレーンの上のタイツみたいな生地が破けているのが、ちょっと見た目悪いだろう、って感じが理由。

ココが破けてなかったらまだ穿くと思う。この中途半端な長さも気に入ってたんだけど、ちょっと長くしてみた。

ボグスは脱ぎ履きもクロックスみたいにラク。
そして冷えないし蒸れない。

ボグスじゃない理由がわかんない。(笑)

ファイヤピットは、当然ボグスも支給。イイ会社だろ(笑)

おとつい青森の薪ストーブ屋さん仲間、ウッドラックさんにちょっとお手伝いに行ってきたんだけど、ウッドラックも全員ボグス着用。

こんなに褒めてるから一足くらい欲しいくらいだ(笑)





※ 今日からまたコメントを閉鎖します。理由は、もともとブログをコミュニケーションに使いたいわけではなく、触媒フォーラム震災で意見その他で使った経緯はあるのですが、会ったことのある方にはお返事とかできるのですが、何処の誰だかわからない方(名乗りようがないわけで)のコメントは読む気もお返事する気も無いのに(そういうコミュニケーションが嫌いなわけです 笑)コメントあけとくのは失礼だと気付いて(おせえよ 笑) 熾壺は、自分自身の小さな生き写しでもあると思っていますので、一方通行で発信するのが正解だと。何かあったらメールでください。住所氏名電話なんかがある方にはもちろんお返事します!

2015.02.13 Friday

ラーチシェイク

杉じゃなくてメイドイン三上製材さんのカラマツの柾目の薄材をベタベタ貼ってみた。

貼ってみた、だから店の薪棚で実験だ。

普通これって杉でやるんだよね、シダーシェイク、ってググってみて。いっぱい出てくるしょ。

カラマツでやったから、ラーチシェイク。いや、ただそれだけなんだけど



これ、少し経つともっといいね。

いつもの屋根より結構手間だけど、なかなかかわいい。

妄想と実験大好き。想像力と行動力のことだね。

壁なんかに使うのもいいね。

2015.02.12 Thursday

築く関係

この靴、20年近くはいてる。

当時は875がどうだとか品番とかソールや革の仕様みたいなものも色々覚えてた。覚えてたし、好きでレッドウイングこれを皮切りに、5足くらい買ったかな。。。

そのうち、3足は穿きつぶした。今はポストマンとこれしか残ってない気がする。

10年以上穿いた靴って他にもいっばいあるけど、

これは実際仕事でもはいてた時期もあったし、雨の日なんか以外にいいし、、

品番はもうとっくに忘れたけど(別に思い出すことは必要なくて)、

俺の記憶の中には、物凄い丈夫でタフなことや(俺のものは人よりかなり早く壊れる 笑)、

踏みしめるような重たい履き心地、

雨やアスファルトや石なんかから足を包み守り続けてくれたことなんか、、、

 
そんな積み重ねた信頼みたいなもの"だけ"が残っている。

品番は忘れた。



薪ストーブもそれでいいと思わない?
 
自分の焚いてる品番なんか忘れる。メーカーは覚えててもいいかもね。

ただただ毎年暖かく過ごしてきた記憶の積み重ねと、

ブーツにミンクオイルを塗るように薪ストーブをメンテナンスしてあげて長いあいだ染み込んだ愛着。

見てくれなんてフツーでいい。このブーツのようにね。

気付いたら一緒にいて20年がたっている、

相棒の事は全部知っている。

そんな存在。そんな存在を選んでね。

 
それがいいと思う。

2015.02.11 Wednesday

宝物的な。

あれっ、いっぱい日にちたってた。

更新しないで何やってたっかって?

 
りんごの2年もの焚いてた(笑)

一列で干したやつ。全ての面に風と太陽の恩恵を受けれたまさに宝物的なヤツ。



こういうの焚いてると何かテクニカルなこととかホントどうでもいい(笑)

着火? 正直たいして焚付無くてもすぐ火回るし。

暖かいし、乾燥してるから適度に絞れるし、結果効率出るし。

いやいや、そういうのどうでもいい(笑)

そういう世界を沢山の人に経験してほしい、って、、

 
上からでごめんね(笑)

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