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2009.03.27 Friday

角やめてニセアカシア

今日も冷えてます。
昨日の"角"にめげ、今日はちゃんと"薪"を焚いてみます。
ニセアカシアを焚いていたのですが

 暖かくてびっくりしました。
気温が上がってきたせいで廃材でもそこそこ暖かい話をしましたが…

全く問題にならない差がそこにはありました。
やはり比重の重い広葉樹は暖かいのです。
ウチの場合、真冬に廃材/針葉樹だけではちょっと自信が無いです。

あと
熾きの残り具合、時間、ストーブ開けた時の輻射熱
全く違います。

薪棚には"角"じゃないです(笑)
薪です。

でも何回も言うように炊きつけの時廃材や建築材/針葉樹を使うのはいいと思っていますよ。
あと、熾きが少なく、大割がくすぶっているとき
こういうので温度をばっと上げてあげれば
大割も喜びます。


現在ウチの温度計は26℃
少し熱いくらいです。






2009.03.24 Tuesday

角は寒いかった

 函館は冷え込んでます。
冬に逆戻りで久々にガンガン焚きたい感じですが今日もこないだからの"角"を焚いてます。

ガンガン焚いているつもりが
さほど暖かく焚けません。
トップの温度はちゃんと250℃とかなのに。
それなりに熾きもあるのに。
暖かい日は大丈夫なんですが
寒い日はやはりちょっと物足りなさを感じます。
やはりこうゆう時は広葉樹を焚きたい感じです。
熾きのできる量とその温度が全く違います…

やはり角は角なんですかねー








2009.03.19 Thursday

エンライトは絞って焚くのが基本


少々乱暴なタイトルになってますが、こういうインパクトのあるタイトルをつけてみたかったといいますか(笑)
でもこのことに気がついてから、薪の持ちが違います。
が、しかしあくまでも私の私的な見解なので鵜呑みにしないようにね(笑)

エンライトは決して難しいストーブではないですが、焚くコツは沢山あるということが使っているうちに解ってきました。

暖かく焚く、というのはストーブの基本ですね

空気をドンドン入れると薪は燃えます。
焚きつけ時の灰受けをちょっと開けている時なんかのイメージですね。
でも良く見ると、すごい勢いで炎が出ている時って
炎のスピードが速いですよね

炎のスピードというより
煙筒に向かっている空気の流れの速さなんでしょうけど
せっかくの熱を持った炎が
あっという間に煙突へ
で私は
焚付け時には
灰受ドアは下から空気を入れるように、少し空けます。

空気調整レバーは全閉から少しずつ開けて調整します。
ここが教科書と違うでしょ
エンライトの一時燃焼空気は前面ガラスの上から下へ吹きつけます。
レバーが全開で空気量が多すぎると
新鮮空気が多量に入ることでストーブの温度が上がりにくい
ことと
下から(灰受け)の空気とぶつかって
焚きつけに火が回るのが遅くなります。

火がガラスに触ってガラスを黒くしそうな時は
全閉から少しだけエアーを開けてあげるか、
前面ドアのハンドルを少し緩めてドアから空気を入れてあげます。
そうすることによってガラスが焚きつけで曇るのを予防できます。

ちょうど良い空気量にしてあげることによって
火がゆっくりまわりストーブ本体が早く温まり、安定燃焼に入るのが早くなります。
その状態になるまで消費する薪の量も減ります。


次は安定燃焼に入ってからの
エンライトの空気量の調整の話です

安定燃焼に入ってからも…
やはり絞るのが基本です(笑)



 

2009.03.17 Tuesday

今日の玉は…
角です!!

いやいやいや。
ストーブ屋が廃材を焚くって…
多少節操無い感じはしますけど(笑)
選り好みせず手に入るものを工夫して焚く、というのは何回も言ってる通り大事なことだと思います。
色々言う人が居ますね
廃材は暖かくない、とか
すぐばーーーっと燃えてなくなる、とか
ススが出る、とかとか
では実際焚いてみるべや!!ということです。

今日のは20年前の建物を解体した、柱や梁です。
松ですね
カリカリに乾いています。
着火剤みたいに火がつきます。
このままばーーっと燃え尽きるのかな??と思いきや
大きさが功を奏すのかゆっくり燃えました


ダッチウエストエンライトスモール
ふつーに暖かいです。

外気温がそんなに低くない、っていうのもありますけど…
ガラスも全く曇らないし
ちゃんと上げて焚いてあげれば
問題ないですね
薪を補給するときのフロントの扉を開け、感じる熱量は低いです。
熾きも少なく、追加の薪のタイミングが大事ですね。
早め、早めです。
針葉樹/廃材をメインに焚くイメージで何日か焚いてみましたが3月だと特に暖かさに関して
不満はありません。かえって物凄く乾いているのでヤニも出ません。
燃やし方によってはイメージよりゆっくり焚けるということがわかりました。
乾燥釜で乾燥させたツーバイ材も焚いてみましたが、こちらはヤニがガラスにつきました。
大きさといい、こちらの方が難しかったですね。
広葉樹の熾きの上に投入するとよいです。

40センチに切って
朝から寝るまで焚くと
約20本なことがわかりました。
8m分ですね、わかりやすいです(笑)


ね、250℃巡航ですよ

同じことを触媒機のセネカ(FA265なんかのフェデラルコンベクションも同じです)でやってみましたけど
燃え方は違えど、同じく全く問題ないです。


産業廃棄物で捨てるのに集積してあるものを切って燃やすとウチが暖かい、というのはなんか特した気分になりました。
やはり建築屋さんの事務所なんかは薪ストーブがあるといいです

ストーブ屋なので薪棚に"角"をスタッキングすることはできませんが(笑)、
私自身のスタンスとしては廃材を焚くのにネガティブではありません。
乾燥が甘いものを焚くなら
廃材の方が全然良いです

薪ストーブはちょっとしたことでも、ホント色々考えさせてくれます。
それが楽しいんだと思います。



2009.03.16 Monday

ヤマザクラ

ヤマザクラです。

今ウチの薪棚にはけっこうありますね。

イイ匂いがするといいますけど。

ぶっちゃけみなさんどうですか(笑)?

そんなにイイ匂いな感じはしません(笑)正直。
ましてや今のストーブはエアタイト。
室内にサクラのニオイなんてしませんよね

手に入れた原木にサクラが多くても、普通のテンションです

割味はイイです。
軽い音とともにはじけて割れます。
皮がしつこいですけど。
乾くと「うそー」てくらい軽いですね。

樹液が甘いのか、虫がついているやつがあります。アリが巣作ってたり。

そういうことで意外に好きじゃないです、ヤマザクラ。
悪口は書くつもりはないです(笑)
手に入るものを焚きこなす、と前に言ってますよね(笑)

自家製ベーコンのチップにイイですね
それやってみよう
木キリでチップすぐできますもんね

ああ、サクラでちゃんとテンション上がってきた(笑)

2009.03.15 Sunday

春の玉切り


今日の収穫の一部です



今日は、昨日の吹雪から天気も回復し、風は強かったもの、玉切りに行ってきました。
林業屋さんの専務(プロの方です)とお客様一人と私と三人で。
玉切ってたのは主にニセアカシアですが、硬てー言いながらかなりきりました。
お客様の方にはお土産で薪を積めるだけ詰めて行っていただきました。 
一人でやるよりも二人、三人といたほうがめげず勢いに乗って切れました。
専務の目立てやチェーンソーの使い方など大変参考になりました。

改めて実感です…
原木から
運び
降ろし
玉切り
運び
卸し
割り
並べ
干し



やっと薪になるのです。


イイ薪を安く売ることが薪ストーブの普及につながると思っています
でも
薪づくりは手がかかるなぁと思いましたねーー

ユーザーの皆様
お互いがんばりましょう!!








2009.03.13 Friday

エンライトでのオーロラの炎

エンライトユーザーの方もそうでない方も
実際はもう少し色がキレイですけど


写真はエンライトスモールの炉内です。
この状態は偶然の出現ではありません。
こういうふうに焚いているんです。
一時間後にこれ見たいから用意しといて、
と言われればこの状態で焚けるものなんです。
この状態が長い時は何十分か続きます。
その時ストーブはトップで250℃位の安定した巡航状態です。

この状態は基本的には燃焼空気が足りていない状態なんですね
条件として
熾き床があること
その上に燃焼ガスを出す、これから燃える薪があることです
そして炉内が十分に温まっていること

熾きに炙られ、薪が燃焼ガスを炉内に出します。
今のところ酸素が無いので燃焼はしません
そこで暖められた一次燃焼空気と未燃焼ガスが反応して炉内いっぱいに火がつくのです。
ちょっとした爆発というか、バックドラフト状態というか
実物はこんなに赤くなく、幻想的でもっとキレイです。
部屋を暗くしたりしたらとてもキレイでしょうね。

エンライトは二次燃焼ボックスがストーブ背面ですので
炎が基本的には後ろに引かれます
エンライトの二次燃焼時はさほど炎がキレイじゃないという方もいますが
こういう燃やし方もできるんですよ
動画はもちろんダンパーを閉めた状態の時です

ストーブの温度を下げずに
空気を少なめに焚くと薪も経済的です。
それが難しいのですが(笑)
コツは熾き床ですよ
そして空気の調整です

エンライトの空気の調整については
また次回にします!!

2009.03.09 Monday

ナラの薪割り台入荷です

ナラの薪割台が入荷しました。

直径は30数センチ〜40数センチくらい

ナラですけど表皮をはがしておきますので
そこそこ長持ちしてくれると思います。

好みの高さにカットも可能です。

立派ですねー

何歳の方なんでしょう

私の倍くらいは生きているのかな?

よくお客様で薪ストーブ導入を検討している方が、薪割が大変そうで…、といいます。
声を大にして言いたいですが、大体のユーザーさんが薪割りは楽しい!!
といいますよ。
私も大好きです!!
割る玉が無くなると寂しいくらいです。
玉切りはタイヘンという方は多いですけど
割るのは好きだという方は本当に多いです。
気分爽快ですね


今年販売する薪ですが、玉切りしたものは3月いっぱいの予約受付となっております。

この件につきましてはおいおい告知いたします!!


 

2009.03.09 Monday

北海道の薪の王様 ナラ

ナラの三兄弟です。

 全然違う木に見えてしまいますが、同じ木、ナラです。
ナラは子供の頃表皮は裂けてなく、ツルンとしてます。写真右
お兄さんの頃からだんだん裂けてきます。写真真ん中
大人になると裂けまくりです。


北海道の薪の王様
プロレスでいう猪木
サッカーで言うカズ
家電でいうソニー
みたいな感じでしょうか
王様は言わずと知れたドングリの木です。
栗拾いに行くとドングリしかねーなーのドングリです
王様は乾きにくいし、虫もつきます
椎茸のホダ木になるくらいだから腐朽菌もつき易いのかもしれません。
でも乾いた王様の暖かさといったら…

やはり寝る前の一本は二年ものの枝付きの極大割ですね
コニャックやワインの話ではありません。
お前はなかなか割れなかったなぁ、と遠くを見る目でナデナデしながら投入です。
王様が熾きになったときの温度は特別に高く、長いです。
安定して暖かさを供給し続けてくれます。

でかいナラを熾きの上に転がす
すぐに火が回る
暖かいという約束の合図です

薪棚に王様が沢山あるととても嬉しいです
12月 1月 あたりの一番寒いときの為に
暖かいときのチョイ焚きには王様は焚けません

贅沢な気持ちにさせてくれる薪です

2009.03.08 Sunday

栗の薪

                 今日は暖かくかなり春が近づいてきた気がします。 

ちょっと見難いアングルですが、栗の木です。

薪としては不人気ですが、あまのじゃくな私は例によって好きな樹種です。

何故に不人気なんでしょう?
着火しにくい
燃えにくい
はぜる

わたしの好きな理由は
割れまくる
重い(長く燃える)
強い(薪としては何も関係ないです・笑)

栗でウッドデッキとか作ったらイイだろうなぁ

最近ウリンやサイプレスなどの暖かい国の広葉樹(サイプレスはオーストラリアのひのきでしたね)がウッドデッキ材として人気ですが、栗の耐久性はウリンやイタウバなどに比べてどうなんでしょうね??
試してみたいです

硬いので着火はしにくいです。
熾きの中に投入することで全く問題ないですよ。
必要以上にはぜるのも、熾きに投入することで大丈夫だと思います(かと言ってはぜますけど)。
鉄板ストーブのように栗だけが燃えずに残ってしまうこともありません。

ところで栗が何故はぜるか知っていますか??

答えは右の写真です。

年輪に沿って小さな穴が沢山開いているのが解るでしょうか

導管と言って樹木の血管ですね
栗は導管の太さが世界最大級といわれています。
この中の空気が、燃やした時に膨張してはぜるわけです。
もちろん肉眼でも見えるので、栗があったらコグチ見てみてください。


イイ薪はイイです。
ナラやイタヤだけが薪では決してないです。
選り好みせず、山の資源を大事に、あるものを工夫して焚く、ということをウチではお客様と一緒にやっていきたいと考えています。


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